私とはいったいなんだろうか。
この肉体を動かすもの
思考するもの
どんどんと私というものを押し進めていくもの
これらはいったい何なのだろうか。
物心がついた頃から、ふと思うことがあった。
ガイドがこの聖堂に私を連れてきた理由は
この祭壇後ろの天井に描かれているフレスコ画だろう。
他の聖堂や教会ではイエス キリストが十字架に
かけられている姿の絵が殆どの中、
この聖堂のイエスはヴェシカの中に描かれていた。
私の中の奥深い部分が大きく頷いた
「ああ、そうだった」と。
宇宙のソースが1つの円だとする。
その宇宙のソースが「私は何だろう?」という意識から
もう1つの円が生まれた。
この2つの円がお互いの円の中心に相手の円周が
重なった時に、その真ん中に形成される目を
縦にした様な形をヴェシカパイシスと言う。
これは創造の源であり、イエスはそのヴェシカの中に
描かれていたのだ。
わたしはここから生まれてきた。
それは人間のわたしがという意味ではなく、
わたしの全て、宇宙はこのヴェシカ(創造の源)の創造なのだ。
人間という限定的な見方からでも同じように
1つの受精卵が2つに細胞分裂する。
この様はヴェシカパイシスとそっくりだ。
この分裂が進むとフラワー オブ ライフの様になる。
この物理次元には多次元宇宙の構造と同じ様なものが
たくさん存在しており、気づくことが出来れば
多次元宇宙や真理に辿り着く。
この絵を見て思い出した私に
私の奥深くに存在するわたしの魂が
「これよ、これ!」と言って満足していた。
Copyright © 2023 shiny essence